ハーブマイスターへの道 イエロードック

Yellow Dock(学名:Rumex crispus ナガバギシギシ)
生薬名は牛耳大黄(ギュウジダイオウ)
タデ科多年草。黄色い花をつけ、高さは大きなものでは2mを超えるほどに育つ。原産地はヨーロッパだが、現在日本を含めて全世界に広がっている。
根の部分を粉末にして使用する。アロエ、センナなどと同様アントラキノンを含み穏やかな下剤として重用される。また抽出液をクリームとして乾癬などの慢性皮膚疾患に幅広く使用される。
葉には高濃度の蓚酸塩が含まれるので腎臓結石および痛風の既往歴がある場合は注意する。
参考:"科学用語の基礎知識 - アントラキノン
[ハーブ]犬猫ハーブ イエロードック Yellow Dock - 日本で最初の猫手作りご飯HP☆お気楽ホリステックケアー猫BBS
同じRumex属(ギシギシ)では、ソレルsorrelもハーブとして知られている。ヨーロッパからアジアの温帯地域に広く分布し、非常に丈夫な性質から雑草扱いされている。
学名:Rumex.acctosa
別名:スイバ(酢葉)、スカンポ、スカンコ
円錐形の花穂に、淡緑または緑紫色の小花をつける。
若葉をサラダやスープに利用する。酸葉の名の通り高濃度の蓚酸塩が含まれるのでレモンのように酸味が強く、食べすぎには注意が必要。特にリウマチ、関節炎、痛風、肝臓結石、胃酸過多の人は控えめに。